巨人・原監督「毎度毎度、もうね。目覚めないとね。同じようなゲーム展開でね」 柳に今季4敗目

[ 2021年9月28日 21:22 ]

セ・リーグ   巨人2―5中日 ( 2021年9月28日    バンテリンD )

<中・巨23>8回無死一、三塁、丸の併殺打で追いつくも、チャンスがなくなりガックリの原監督(中)=撮影・椎名 航
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 3位の巨人は2―5で4位・中日に敗れて3連敗。最大15あった貯金が6月22日以来98日ぶりとなる8に目減りし、首位・ヤクルトとのゲーム差が5に開いた。

 直接対決となった阪神3連戦に2敗1分けに終わり、26日に自力Vが消滅。逆転でのリーグ3連覇へ向け、もう後がない巨人だったが、防御率、奪三振数でリーグトップをいく先発右腕・柳に封じられた。6回まで毎回の10三振を喫し、8回1失点好投を許して今季4敗目。試合後、原辰徳監督(63)は「ねえ!毎度毎度、もうね。目覚めないとね。同じようなゲーム展開でね」と振り返った。

 0―1で迎えた8回、その柳から先頭・亀井が右翼線二塁打を放ち、中島の送りバントが野選を誘って無死一、三塁としたが、丸の二ゴロ併殺打の間に1点奪うのが精一杯。1―1と追いついた直後の8回、2番手左腕・中川が福留に右翼ポール際へ勝ち越し4号2ランを許すと、試合前に出場選手登録されたばかりの3番手左腕・高木も木下拓に右翼ポール際へ11号2ランを許すなどこの回一挙4点を奪われ、9回に天敵のR・マルティネスから12試合目にして今季初めて得点したが、及ばなかった。

 自身初の2桁勝利を懸けて先発した右腕・戸郷は7回5安打1失点。5回まで毎回走者を背負いながら1失点に抑え、6回と7回は2イニング連続で3者凡退に抑えて降板した。よく投げたのでは?の問いかけに「そうですね…」とした原監督。「でもコントロールにばらつきがあったように思うけどね。ただ、勢いがあるから1点で抑えられたというところはあるでしょうね。まあ、先発ピッチャーとしては非常にいい役割をしてくれたと思いますね」とし、R・マルティネスから1点奪ったことには「粘り強くは戦っているんだよね。しかし、もう少し早めに躍動しないと、いけませんね」と話していた。

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