ヤクルト苦手の森下から執念のドロー 高津監督「いい粘り」

[ 2021年9月20日 21:32 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―2広島 ( 2021年9月20日    神宮 )

<ヤ・広>8回1死一、二塁、青木は同点タイムリーを放つ (撮影・森沢裕)
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 ヤクルトは苦手の森下から執念の4連打で今季15度目の引き分けに持ち込んだ。高津監督が「いい粘りを見せた。勝負どころ。全ての手を打った」と振り返ったのは、0―2で迎えた8回だった。

 過去7戦で4勝を許し、1度しか土をつけていない右腕を相手に1死から代打攻勢。宮本と川端が続けて右前に運び、一、二塁の好機を築く。上位に打順が戻り、塩見が中前、青木が左前に連続適時打して同点。青木は「塩見が1点目を取ってくれて流れが変わって、何としても追加点という気持ちだった」とガッツポーズだ。指揮官も「何とかつないでって気持ちが凄く出ていた」と頷いた。

 6回2失点と好投した石川の黒星を消した価値あるドロー。6試合連続で5回以上、2失点以下に抑えている41歳左腕の約3カ月ぶりの白星はお預けとなり「勝たせてあげたかった」と指揮官。思いはナインも同じ。オスナが一塁線の打球をダイビングキャッチし、中堅・塩見は背走しながら好捕で救った。

 チームには最後まで諦めない姿勢がある。首位・阪神との1・5ゲーム差を維持した指揮官は「1点を取る、1点を防ぐ野球をとずっと言ってきた。引き続きやっていきたい」と言葉に力を込めた。

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