ヤクルト 8回意地の4連打で“天敵”森下から価値あるドロー 首位と1・5ゲーム差変わらず

[ 2021年9月20日 20:26 ]

セ・リーグ   ヤクルト2ー2広島 ( 2021年9月20日    神宮 )

<ヤ・広>8回1死一、二塁、青木は同点タイムリーを放つ (撮影・森沢裕)
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 2位・ヤクルトは20日、本拠(神宮)で広島と対戦し、2―2の引き分け。首位・阪神とのゲーム差は1・5のままとなった。打線は神宮では負けなしの“天敵”森下暢仁投手(24)から7回まで3安打無得点と封じられるも、8回に代打攻勢から4連打で同点。逆転優勝へ向け意地を見せ、引き分けに持ち込んだ。

 6月18日の中日戦(〇5―2)以来7試合ぶり白星を狙う石川は4回まで2安打無失点と好投。しかし5回、石原に3号先制ソロを浴びると、続く菊池涼にも14号ソロを被弾。2者連続弾により2点のリードを許したまま6回で降板。6試合連続2失点以下の好投を見せたが、またも白星はお預けとなった。

 打線は7回まで3安打と振るわず。それでも8回、代打攻勢から意地を見せ4連打で同点に追いつく。1死走者なしから代打・宮本が右前打、続く代打・川端も右前打で繋ぎ1死一、二塁とすると“絶好調”の塩見が中前適時打。森下から神宮で36イニングぶりの得点を記録すると、続く青木がこの日猛打賞となる左前適時打を放ち、ベテラン左腕の黒星を消した。

 9回は2番手・ケムナから1死一、二塁とサヨナラのチャンスを迎えたが代打・荒木が空振り三振。続く山崎も空振り三振に倒れ無得点。勝ち切ることは出来なかったが、神宮で過去4試合対戦し0勝2敗、防御率0・60と“苦手”としていた森下から2点を奪った8回の攻撃は迫力があった。

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