大阪桐蔭・西谷監督「最後までやりたい気持ちはあった」 降雨コールド、敗れた東海大菅生を思いやる

[ 2021年8月17日 11:20 ]

第103回全国高校野球選手権 1回戦   大阪桐蔭7-4東海大菅生 ( 2021年8月17日    甲子園 )

<大阪桐蔭・東海大菅生>初回表終了後、ナインに声をかける大阪桐蔭・西谷監督(撮影・坂田 高浩)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第5日は17日、甲子園球場で1回戦が行われ、3年ぶり出場の大阪桐蔭(大阪)が4年ぶり出場の東海大菅生(西東京)を8回途中、降雨コールドで7―4で下し、初戦を突破した。

 大阪桐蔭が一発攻勢で流れに乗った。初回1死二塁で4番・花田がバックスクリーンへ先制2ラン。直後に1点を返されたが、3回には先頭の2番・藤原が左翼ポール際へソロホームラン。さらに2死から5番・前田も中越えソロを放ち、リードは3点に。7回に3点を返されたが、直後に2点を奪って突き放した。

 西谷浩一監督は「先制点を取りたいと思っていたが、花田のバックスクリーンへの会心の当たりで、いい入りができました」と満足そうに振り返った。

 投げてはエース・松浦が力投。雨で滑りやすいマウンドでのピッチングを強いられた影響もあったのだろう、7回には3点を返され、なお一打逆転のピンチを迎えたが、4番・小池を三振に仕留めて踏ん張った。

 西谷監督は「ピッチャーだけじゃないですけど、東海大菅生さんの桜井君、本田君、うちの松浦、竹中、この4人は非常に大変だったと、ナイスピッチングだったと思います。(松浦は)大きな成長が見えた投球でした」と選手を思いやる。試合は8回表の東海大菅生の攻撃中、10時6分に中断となって、そのまま再開することなく10時38分にコールド。「最後までやりたい気持ちはあったけど、このような状況ですので致し方ない。粘り抜いて粘り抜いて勝てましたので、東海大菅生さんの思いも持って、次の試合に入っていきたいと思います」と気を引き締めた。

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