広島・中村奨 プロ初スタメンマスク「緊張」も 完投勝利の九里に感謝「たくさん声をかけて下さった」

[ 2021年5月19日 22:09 ]

セ・リーグ   広島10―2巨人 ( 2021年5月19日    東京D )

<巨・広>お立ち台で笑顔を見せる中村奨(撮影・森沢裕)
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 広島は巨人に10―2で大勝。プロ初スタメンマスクとなった中村奨成捕手(21)はプロ初打点となる2点適時打を放つなど、5打数2安打2打点の活躍で勝利に貢献。試合後のヒーローインタビューでは「すごく緊張したんですけど、亜蓮さんがたくさん声をかけて下さって、野手の皆さんも声をかけて下さったので凄く思い切って(プレー)出来ました」と今季初完投で5勝目を挙げた先発の九里亜蓮投手(29)ら頼れるチームメートに感謝しきりだった。

 中村奨はこの日、坂倉が急きょベンチ外となった影響もあり「8番・捕手」としてスタメンに抜てき。本職の捕手としてはプロ初先発となったが、九里を見事なリードで今季初完投に導き「亜蓮さんにたくさん助けてもらったことばかりだったので、凄く勉強になりましたし、次にしっかり繋げていきないなと思います」とコメント。

 打っては1―1の6回、満塁のチャンスに「あの時亜蓮さん(九里)が熱投していたので何とか点を取れるようにと思って打席に立ちました」と奮起し、相手先発・高橋から大量得点の“口火”となる左前2点適時打。「抜けろーーーと思いながら走っていました」と記念すべきプロ初打点を喜んだ。

 忘れない1日になったのでは?と質問が飛ぶと「1回だけでは満足せず、いい形を続けていけるように頑張っていきたいと思います」と冷静にコメント。既に目線は21日からの阪神3連戦を見据えていた。

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