これぞ4番の仕事!ソフトB・柳田「いい打球」 右中間スタンド上段8号2ランで打線点火!3連勝導いた

[ 2021年5月19日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク8―2西武 ( 2021年5月18日    メットライフD )

資料・柳田
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 ソフトバンクは18日、西武を8―2で下し、引き分けを挟んで3連勝とした。初回に柳田悠岐外野手(32)が豪快な先制の8号2ランを放ち、打線を活気づけた。今季4番を任された7試合で打率・346、7打点、2本塁打と活躍。その間、チームは4勝1敗2分けと好調だ。

 これぞ4番の仕事。初回だ。柳田が2死一塁で初対戦となったダーモディの初球を迷わずフルスイング。147キロの直球を捉えた当たりは、右中間スタンド上段まで届いた。

 「いい打球でした。自分のスイングをすることだけ考えていた結果、いいスイングができた」

 先制の特大8号2ランでチームに勢いをもたらした。2桁10安打で着々と加点。2―1の5回に今宮、川島の連続適時打で突き放すと、7回には待望のヒットが出た。今季初の1軍昇格を果たしたバレンティンが初安打となる2点中前打を放ち、ベンチは沸き上がった。さらに8回には松田の犠飛、今宮の適時打と最後まで手を緩めなかった。

 柳田は9日のロッテ戦から故障のため離脱中のグラシアルに代わって4番に入り、7試合で26打数9安打7打点2本塁打、打率・346と重責を果たしている。初回の先制2ランの波及効果は絶大。バレンティンだけでなく、不振が続いていた松田は5回に7試合ぶりの安打と二塁打を放ち、今宮は出場14試合ぶりのマルチ安打、栗原も11試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 工藤監督は「ナイスバッティング。あれで“よしいけるんじゃないか”という雰囲気になった。集中できていた」とギータの一発を称えた。小久保ヘッドコーチからは「柳田のチーム」と絶大な信頼を寄せられ、4番に座った7試合のうち6試合で長打を放ち、チームは4勝1敗2分けと好調。この日は約1カ月ぶりの3連勝を収めた。

 敵地・メットライフドームは得意で、ビジター球場で最多となる19本目となった。柳田は「たまたまです」と謙遜したが、完璧な放物線がチームの勢いを加速させた。

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2021年5月19日のニュース