巨人・菅野 足の違和感から復帰登板も打線の援護なし 7回4安打2失点、111球で今季初黒星

[ 2021年4月9日 20:52 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2021年4月9日    マツダ )

<広・巨>力投する菅野(撮影・森沢裕)
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 巨人の菅野智之投手(31)が広島戦(マツダ)で開幕戦以来今季2度目の先発登板。初回に菊池涼、鈴木誠にソロ本塁打2発を浴びて7回4安打2失点で今季初黒星を喫し、今季初勝利は持ち越しとなった。

 2018年に最多勝のタイトルを分け合い、今季ともに開幕投手を務めた広島・大瀬良とのエース同士の投げ合い。だが、3月26日に行われたDeNAとの開幕戦(東京D)で6回8安打3失点降板し、足の違和感により同30日に出場選手登録抹消となった菅野の復帰戦は苦しい立ち上がりとなった。

 初回、先頭の菊池涼に1ボールからの2球目カットボールを左中間スタンドに先頭打者アーチされて先制を許すと、2死後、主砲の鈴木誠にはカウント1ボール1ストライクからの3球目カットボールを左翼スタンドへ放り込まれてあっという間に2点を失った。菊池涼は開幕13戦連続安打&通算99号となる2試合ぶりの4号で、鈴木誠は待望の今季1号を含む2発を放った前夜のヤクルト戦(神宮)から2戦連発となる3号。今季初となる3連敗阻止を目論む広島に好発進を許した。

 だが、3回には初回に本塁打された菊池涼、鈴木誠をともに外角低めの直球で見逃し三振に仕留めるなど、その後は4回、5回と2イニング連続で3者凡退。6回の2死一、二塁も無失点で切り抜けると、6回までに99球を投げながら0―2で迎えた7回にも無死一、二塁で打席に入り、送りバント成功。だが、味方打線は無得点に終わり、7回を投げ切って降板した。打線は大瀬良、森浦、塹江、栗林の継投に最後まで無得点。5安打の広島を上回る8安打を放つも本塁は遠く、球団ワースト単独2位の11試合連続3得点以下に終わり、1993年の球団ワースト12試合にリーチがかかった。

 菅野の投球内容は7回で打者28人に対して111球を投げ、4安打2失点。7三振を奪い、与えた四球は2つだった。

 なお、菅野が初回先頭打者アーチを被弾するのは2019年6月23日のソフトバンク戦(東京D)で福田に打たれて以来2年ぶり4度目。また、1イニング2被弾は10失点KOされた同年5月15日の阪神戦(東京D)で6回に木浪、大山に浴びて以来2年ぶり6度目となっている。

 ▼巨人・菅野 久しぶりの登板で最初バタバタしてしまいましたが、開幕戦よりはいい投球ができたと思うので、また次につながると思います。

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