「野手に助けられた」ツインズ・マエケン6回2失点で日本投手一番乗り1勝!

[ 2021年4月9日 02:30 ]

ア・リーグ   ツインズ3ー2タイガース ( 2021年4月7日    デトロイト )

<タイガース・ツインズ>力投するツインズ先発の前田。6回2失点で今季初勝利を挙げた(AP)
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 ツインズ・前田が7日(日本時間8日)、今季日本投手一番乗りで1勝目を挙げた。

 「今日は野手にたくさん助けられた。特に6回、あの2つのプレーがなかったら勝てていなかった」。味方が逆転した直後の6回。先頭に右前打され、続く3番カブレラに左翼へ二塁打を許した。だが一気に生還を狙った一塁走者を、中継に入った遊撃手シモンズが好返球で間一髪アウト。なおも1死満塁では右翼へ打ち上げられると右翼手ガーリックが好返球し、タッチアップで本塁を狙った三塁走者を刺した。四球を挟み3連打されながら無失点で切り抜けた。

 16の打球のうち、半分が打球速度100マイル(約161キロ)を超す強打。「まだまだ完璧ではない」という状態の中で6回7安打2失点にまとめた。メジャー6年目で初の開幕投手を務めた前回は4回1/3を2失点で「開幕投手を任せてもらって勝つことができなかったので、その悔しさがあった」という。メジャー150試合目の節目を白星で飾り「去年あたりから粘ってゲームをつくれている。こんな投球を続けられれば」と先を見据えた。

 ≪19日に大谷と対戦も≫前田とエンゼルス・大谷が先発で投げ合う可能性が出てきた。ローテーション通りなら前田は次回が13日(日本時間14日)のレッドソックス戦で、その次が18日(同19日)のエンゼルス戦。大谷の次回登板は11日(同12日)のブルージェイズ戦か、12日(同13日)のロイヤルズ戦のいずれか。11日のブ軍戦に投げれば、その次は18日のツインズ戦が最有力となり、日本時代の14年交流戦以来となる投げ合いが見えてくる。

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2021年4月9日のニュース