楽天・涌井 ソフトB・石川と白熱の投手戦 1―1引き分けも意地見せた8回116球

[ 2021年4月9日 21:27 ]

パ・リーグ   楽天1―1ソフトバンク ( 2021年4月9日    楽天生命 )

<楽・西>8回を投げ終え、右手に息を吹きかけながらベンチへと戻る涌井(撮影・白鳥 佳樹)
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 3連勝中の楽天は9日、同じく3連勝中のソフトバンクと本拠で対戦し、1―1で今季初の引き分け。両リーグ10勝一番乗りは“お預け”となった。先発の涌井秀章投手(34)は8回7安打1失点116球の熱投。勝ち負けこそつかなかったが相手先発・石川柊太投手(29)との白熱した投手戦で意地を見せた。

 涌井は、ほぼ毎回走者を背負いながらも粘りの投球。初回から犠打で確実に得点圏へ走者を進めてくる相手に対し“ポーカーフェイス”を貫き、周東の中前適時打による1失点のみに抑えた。7回には2死三塁で牧原と白熱の勝負を展開。12球粘られたが最後は136キロのシンカーで投ゴロに打ち取った。

 100球を超えても8回のマウンドに上がった涌井は3番・柳田を遊ゴロ、4番・グラシアルを右飛、5番・栗原を二ゴロとクリーンアップに対し三者凡退。エースの役割を存分に果たしマウンドを降りた。一方、ソフトバンク先発の石川は7回7安打1失点でマウンドを降りた。

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