阪神ドラ8石井大 ワンポイント継投で100点投球 開幕にらみ矢野監督「今日はやりたいことやれた」

[ 2021年3月20日 05:30 ]

オープン戦   阪神3ー1オリックス ( 2021年3月19日    京セラドーム )

<オープン戦 オ・神> 4番手で登板した石井大(撮影・大森 寛明)
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 勝利の方程式入りがいよいよ現実味を帯びてきた。阪神のドラフト8位・石井大(四国・高知)が、7回2死一塁から登板。右打者の頓宮を迎えたところでの“ワンポイント”となったが、ベンチの思惑に見事に応えた。

 「ランナーがいる場面からの登板でしたが、打者に集中して投げることができた。前回は打たれてしまいましたが、今日は自分の中で切り替えるてゲームに入ることができたので良かった」

 シーズンさながらの継投だった。1点優勢の7回からは3番手・岩貞が登板。4番の左打者・モヤを封じ、2死一塁となったところで出番が訪れた。3球で追い込むと、4球目の外角147キロ直球で空振り三振。イニング途中で起用されるのは初めての経験だったが、堂々としたマウンドさばきは健在だった。

 僅差を守ったことに、大きな意味がある。「今日はやりたいことがやれたんで。石井もああいう回の途中からは投げさせてなかったから」。試合後、矢野監督はシーズン開幕をにらんだ継投だったことを明言した。

 この日、同じく中継ぎ右腕として期待されていたエドワーズが2軍に合流した。右の中継ぎとしては事実上の1番手。ドラフト下位から下克上をもくろむ右腕が、大躍進の時を迎えようとしている。

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2021年3月20日のニュース