鳥取城北 悲願のセンバツ1勝に山木監督「かみしめながら校歌を聞いていました」

[ 2021年3月20日 14:05 ]

第93回選抜高校野球大会第2日第2試合   鳥取城北6-2三島南 ( 2021年3月20日    甲子園 )

<三島南・鳥取城北>  5回 1死三塁 中前適時打を放つ鳥取城北・畑中   (撮影・成瀬 徹)  
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 第93回選抜高校野球大会は20日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われた。昨春は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、2年ぶりの開催。第2試合は鳥取城北(鳥取)が6―2の逆転で三島南(静岡)を撃破。2年連続3回目の出場でセンバツ初勝利を挙げた。

 山木博之監督はセンバツ初勝利について「かみしめながら校歌を聞いていました」と安どの表情を見せた。2回に先制を許すも5回に逆転。「練習してきたことをやろうということで。低いボールは打っていこうということ言っていた。あそこで点がバッと入って少し楽になりました」と振り返った。

 エース・広田周佑は粘り強い投球を見せ、8安打2失点の完投劇。「よくバッテリー中心に何とかしのいで頑張って、ミスは出ながらですけれどもホームベースは踏ませなかったので、よく踏ん張ってくれました。ストライク先行するのが彼の持ち味。それを試合を通じてやってくれていた。守りが足を引っ張った部分もあったが、よくがまんしてしのいだんじゃないかなと思います」と称えた。

 「本当に甲子園で校歌を歌えることは重たい事なので、そこに向かってこれまでもやってきてますので、1点、1点と入っていっても安心できず、最後まで緊張した状況が続いたので、よくしのいでやってくれました」。次戦に向けては「これからまたリセットして何とか気持ちでやっていけるようになればと思います」と語った。

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2021年3月20日のニュース