東海大相模 延長11回殊勲のⅤ打・大塚「この1戦にすべてをかけて戦うぞという意気込みだった」

[ 2021年3月20日 17:14 ]

第93回選抜高校野球大会第2日第3試合   東海大相模3-1東海大甲府 ( 2021年3月20日    甲子園 )

<東海大甲府・東海大相模>  延長11回 1死二塁 右前に勝ち越し適時打を放つ東海大相模・大塚(投手・若山)(撮影・成瀬 徹)
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 第93回選抜高校野球大会は20日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われた。昨春は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、2年ぶりの開催。第3試合は東海大相模(神奈川)が3―1で東海大甲府(山梨)に勝利。両校にとっては甲子園初の系列校対決で、甲子園では1983年夏以来となる東海大系列校同士の対決を制して見せた。

 同点で迎えた延長11回には1死二塁から2番・大塚瑠晏の右前適時打で勝ち越し、なおも2死三塁から4番・柴田疾の左翼線適時二塁打で加点した。決勝打を放った大塚は「接戦でとにかく勝ちたいと思って戦いました。相手投手の若山(恵斗)が凄く粘り強かったのでなかなか打てなかったんですが、最後は後ろにつなげる気持ちで打つことができて良かったです」と笑顔を見せた。

 それでも昨年秋の関東大会準々決勝ではサヨナラ負けを喫していただけに、勝ち越した時点でも「最後まで集中しようと話していました。去年の秋のことがあったので、この1戦に全てをかけて戦うぞと言う意気込みだった」と大塚。今秋ドラフト候補の遊撃手は次戦にむけては「きょうは初戦の固さがありましたが、次は攻めの野球を徹底していきたい」と力を込めた。

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2021年3月20日のニュース