東海大甲府 系列校対決で敗れて31年ぶり初戦突破ならず 村中監督「勝負は紙一重だった」

[ 2021年3月20日 17:43 ]

第93回選抜高校野球大会第2日第3試合   東海大相模3-1東海大甲府 ( 2021年3月20日    甲子園 )

力投する東海大甲府・若山(撮影・小海途 良幹)
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 93回選抜高校野球大会は20日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われた。昨春は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、2年ぶりの開催。第3試合では東海大甲府(山梨)は東海大相模(神奈川)と激突。両校にとっては甲子園初の系列校対決で、甲子園では1983年夏以来となる東海大系列校同士の対決は延長11回の熱戦も東海大甲府は1-3で敗れ、90年の第62回大会以来31年ぶりの初戦突破はならなかった。

 村中秀人監督は試合後、「本当に勝負は紙一重だった。まさかあの場面でパスボールが出るとは思いませんでした。普通であれば2-0で勝てた試合でした。あそこが勝負の綾でした」と7回2死二、三塁で先制を許した場面を悔しそうに振り返った。東海大相模はエースの石田隼都ではなく石川永稀が先発し、好投。「石川投手は予想していなかった。意表を突かれてしまいました。石川投手は非常に球のキレが良かったです」と淡々と話した。

 延長11回を投げ抜いた先発・若山恵斗に関しては「若山を責めるめることはできません。完封ペースでした。きょうは気持ちと精神力があの素晴らしい制球につながっていましたね」とねぎらった。

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2021年3月20日のニュース