DeNAの先発争い 上茶谷、阪口ともに結果、17日はドラ1・入江が先発 三浦監督「いい悩み」

[ 2021年3月16日 22:17 ]

オープン戦   DeNA0ー1ソフトバンク ( 2021年3月16日    ペイペイD )

<ソ・D1>DeNA先発・上茶谷(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 DeNAの開幕ローテーション争いが激化した。ソフトバンクとのオープン戦に先発した上茶谷が4回5安打1失点。2番手の阪口も4回1安打無失点と結果を残した。残り2つの先発枠を、この2人と、きょう17日に先発のドラフト1位・入江(明大)を加えた3投手で争っている。

 先発の上茶谷は初回は2奪三振の3者凡退と上々の立ち上がりだったが、2回以降は常に走者を背負う投球。ただ、失点は3回1死一、三塁から犠飛による1点だけで「直球はファウルも空振りも取れた。自分の軸になる球なのでよかった」と手応えを口にした。

 前回7日のオリックス戦は4回3失点。状態が上がらずに試行錯誤する中、前日の横浜スタジアムでの練習のとき。三浦監督のアドバイスを受け、投球練習の際にサイドスローから投球した。物まねが得意な上茶谷は「最後に林昌勇(イム・チャンヨン)で投げてみろ」と言われると、ヤクルトでも活躍した元メジャーリーガーの快速サイドスローを真似て投げ込んだ。上手投げながら「自分の投げ方(投球の際の腰の回転)は横振り」という上茶谷は「(サイドスローで投げたことで)横の回りの切れが戻ったというか、いいことがありました」と言い、この日は直球に本来の力が戻ってきた。

 4年目の右腕・阪口も攻めの投球で猛アピールした。2番手で5回から登板し、4回1安打無失点。毎回の4四球にも「1球も逃げた球はない。悪い四球ではなかったと思う」と振り返った。前回9日の日本ハム戦は5回5失点。「小手先だけの投球だったので、日本一チームを相手に持てる力を全力でぶつけようと思った」。三浦監督の「攻めて行け」という言葉にも応える投球。最速150キロに100キロ台のスローカーブも織り交ぜる緩急が光る投球だった。

 試合後、三浦監督は言った。「お互い刺激しあっていい投球。今日の投球を見て、いい悩みになった」。若手によるし烈な先発枠争いは大歓迎。きょう17日も先発・入江の投球に注目が集まる。

続きを表示

2021年3月16日のニュース