日本ハム2年目左腕・河野　緩急で幻惑2回2K零封、開幕ローテへ紅白戦で猛アピール

日本ハム紅白戦   白組２―０紅組 （ 2021年2月7日    名護 ）

紅白戦で白組先発の日本ハム・河野は2回1安打2奪三振（撮影・高橋茂夫）
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　日本ハムの河野が初の紅白戦で白組の先発を務め、紅組先発の吉田と投げ合った。双方が力を発揮した中、19年ドラフト1位左腕が見せたのは落ち着きと緩急。初回、先頭・松本剛に安打を浴びたが、簡単に後を3人で仕留めた。2番・石井をカーブで空振り三振させてリズムに乗った。

　「カーブで三振を取る前の過程で、前の打者（松本剛）に真っすぐを投げ切れていた。（石井に）意識させられたのが一番の収穫」

　最速145キロを計測した直球とカーブの球速差は40キロ以上。2回を1安打零封した。要した31球は決して多くはないが「もっとストライク先行で球数を減らしたい」と上を見る。全ては開幕ローテーションに入るため。「先発投手として長い回を投げたい。有原さんが（レンジャーズ移籍で）抜け、外国人もいつ合流するか分からない。チャンスが凄くあるので、ものにしたい」と意欲的だった。