レンジャーズ・有原 こだわりオーダーメード枕持参で渡米「いよいよ始まるな」

[ 2021年2月8日 05:30 ]

渡米するレンジャーズ・有原(撮影・西尾 大助)
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 ポスティングシステムでレンジャーズに移籍した有原航平投手(28)が7日、今月中旬から始まる春季キャンプに向け、成田空港発の航空機で渡米した。メジャー1年目のシーズンに向け「わくわくが大きくて、いよいよ始まるなという楽しみな気持ちです」と笑顔で抱負を語った。

 「荷物は最小限にしました」と野球に集中する右腕が、こだわったのはマイ枕。日本選手にとって米国の枕は柔らかすぎるケースも多く、体調管理に細心の注意を払う。「日本ハム時代から使っていて、少し硬めです。ずっと使っています」。寝具大手・西川のオーダーメードの逸品で長丁場のシーズンを乗り切る。

 すでに背番号は35に決定。「自分の中でもイメージのない新しい番号で始めたいなというのがあったので、35番を選ばせてもらいました。ここから35番で活躍したいなと思います」と新たな気持ちで臨む。また、対戦したい打者に挙げていたアスレチックスの主砲デービスがトレードで加入。「素晴らしい打者。一緒にやっていきたいです」と喜んだ。

 既にメジャー公式球で投球練習を行っており「向こうに着いてからもう少しペースを上げていけたらなと思います。乾燥(度合い)とかも違うので何とか対応していきたいです」と気合十分。メジャーのキャンプは休日が極端に少なく、オープン戦も27日(同28日)のロイヤルズ戦からスタートするが、「全てが初めてなのでそっち(米国)の流れに適応できるように頑張りたいです。一発目(実戦初登板)からしっかり投げられるようにしたいなと思います」と力を込めた。(柳原 直之)

 ≪ツイッター開設で交流の場≫有原がツイッターアカウント(@aripay_35)を開設した。「米国と日本で距離ができてしまうので、少しでも応援してくださる方々とコミュニケーションが取れる場をつくりたいということでツイッターを始めました。もちろん米国現地の方にも自分を知ってもらい、あまり慣れないSNSですが頑張ってみます」と経緯を説明。初投稿は渡米直前の自身の動画で「コロナで大変な状況ですが、自分の夢であるメジャーリーグに挑戦できることを凄くうれしく思います。いろいろ不安もありますが精いっぱい頑張ってきたいと思います。行ってきます!」と笑顔を見せた。

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