“早川のキャプテンシー”を継ぐ 日大のドラ候補・峯村主将「この春に1部昇格を」

[ 2021年1月20日 10:43 ]

身長1メートル86の大型遊撃手、日大・峯村主将(撮影・柳内 遼平)
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 東都大学リーグ2部の日大が19日、千葉県習志野市のグラウンドで練習を公開した。

 昨年末に野球部で計17人が新型コロナウイルスに感染。県からクラスター(感染者集団)と認定され、当初の予定から4日遅れの17日に始動した。

 身長1メートル86の大型遊撃手で今秋のドラフト候補に挙がる峯村貴希主将(3年)は「ずっと2部で1部を経験していない。この春に1部昇格する気持ちが強い」と静かに闘志を燃やした。

 チームの目標は春に1部昇格を果たし、秋は明治神宮大会制覇。100人を越える部員を統率する峯村は木更津総合時代の1学年先輩で昨秋、早大を東京六大学リーグ制覇に導いた楽天のドラフト1位・早川を理想の主将像とする。昨年の練習試合などでの対戦を通じ「自分のことも周りのことも見えていた」。投手、主将の両面でチームをけん引する姿に刺激を受けた。

 木更津総合時代は3度の甲子園を経験するも、プロ志望届は提出しなかった。「全国の舞台で結果を出せなかった(甲子園通算27打数4安打)。上で通用しない。大学でやり直そうと思った」

 日大では持ち味の広角に打ち分ける打撃で1年春に2部リーグで首位打者を獲得し、昨秋は2部リーグ4位の打率・366をマーク。高校時代より6キロ増量した体で打球に力強さが出てきた。リーチを生かした広い守備範囲と積極的な走塁を見せ「走・攻・守でレベルアップできている。力がついてきた」と手応えを語る。

 昨秋のリーグ戦前は早大と練習試合を行い、早川から「来年を楽しみにしている」と声をかけられた。

 秋に明治神宮大会優勝とドラフト指名の夢を叶えるための1年が始まった。

 ◆峯村 貴希(みねむ・たかき)1999年(平11)4月27日生まれ千葉県出身の21歳。小1で野球を始める。公津の杜中では硬式の佐倉シニアでプレー。木更津総合では3度、甲子園に出場。日大では1年春から三塁手でレギュラ―、2年春から遊撃手。50メートル6秒0。遠投100メートル。1メートル86、80キロ。右投げ、左打ち。 

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