阪神ドラ4栄枝は新人バッテリーを熱望 ドラ3佐藤蓮のボール受け、1軍での共闘に手応え

[ 2021年1月20日 05:30 ]

ブルペンに入る前にキャッチボールをする阪神・栄枝(代表撮影)
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 阪神ドラフト4位・栄枝裕貴捕手(22=立命大)が新人合同自主トレ終了後にオンライン取材に対応。初めてブルペンで投球を受けると、佐藤蓮とのバッテリーに手応えを感じた。

 「久しぶりにブルペンに入って捕った。まだ佐藤蓮も10割で投げていないと思うんですけど、それでもほんとうに球が重くて、速くて、やっぱりプロに来るだけあるなという球を投げていた」

 プロの一員になったことを改めて実感した。3位右腕が投じた1球1球を、かみしめるように捕球。迫力満点の球威に胸を躍らせるとともに、来るシーズンでのコンビ結成も思い描いた。

 「コーチの方だったりがいたので、自分の印象も大事だなと思って、少し緊張していた。(打撃よりも)キャッチングの方が不安だったものの、意外にできるなという感じはあった」

 コーチ陣の視察に無言の重圧を感じたとはいえ、不安だったキャッチングには自ら及第点。投球練習終了後には積極的に佐藤蓮とコミュニケーションをとり、感覚のすり合わせも行った。

 「まず最初に『調子どうやった?』と。本人も『久しぶりにしてはまずまず良かった』ということだったんで。なるほど、自分の感覚と向こうの感覚が合っているんだなと」

 春季キャンプでの実戦に向けて、配球のイメージトレーニングも怠らない。「直球に威力がある投手だと思うので、真っすぐを決め球にするような配球になるのかなと」。開幕1軍へ向けて、好投を引き出すための方策を練り上げる。
 (須田 麻祐子)

 ○…阪神の新人バッテリーは17年10月5日の中日戦(甲子園)才木―長坂以来。8回の1イニングを1安打無失点だった。先発バッテリーは16年9月27日のヤクルト戦(甲子園)青柳―坂本以来で、00年以降の組み合わせは

02年 安藤―浅井2試合

14年 岩崎―梅野7試合

14年 岩貞―梅野4試合

16年 青柳―坂本4試合

岩崎と岩貞がそれぞれ1勝している。

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2021年1月20日のニュース