ソフトバンク・千賀 今季のテーマは“エコ投球” いらない四球減らして球数減

[ 2021年1月20日 05:30 ]

ランニングする千賀(球団提供)
Photo By 提供写真

 ソフトバンク・千賀は、11年目のシーズンに向けて宮古島で“エコ投球”への準備を進めている。19日に沖縄・宮古島での自主トレをオンラインで公開。昨季は最優秀防御率、最多奪三振、最多勝の3冠を獲得も「ここ数年、球数を放っているし。無駄な、いらない四球をなくす。そのズレを調整してます」と球数、四球減に重きを置いている。

 昨季は右前腕部の張りで春季キャンプ中に離脱。7月7日の楽天戦で復帰したが、シーズンを通して球数は多く、18試合の先発で計57の四球を与えた。9月1日のオリックス戦では1イニングに4四球。同15日の日本ハム戦では自己最多の148球を投げ、10月6日の西武戦では自己ワーストタイの7四球。9イニング換算での四球数となる「与四球率」は、16年の先発定着後で初の4個台となる4・24。1イニング平均球数も19年の17・1から17・3に増えた。

 「いらんかったな、という四球と必要な四球。同じくくりでは戦えない。わざわざ大きいのを打たれるのは無駄ですが、勝負してのだらしない四球を修正したい」。ブルペンでは、ここまで立ち投げのみ。捕手を座らせての投球は「2、3月が照準。まだ重きを置いていない」。今は制球第一だ。

 「タイトルは一生懸命やってのご褒美。高いものを突き詰めていかないと」。3冠におごらず、千賀は質にこだわる日々を送っている。

続きを表示

2021年1月20日のニュース