大谷、年俸調整へ エンゼルスGMが会見「翔平はユニーク…比較できる選手がいないから」

[ 2021年1月16日 14:00 ]

エンゼルス・大谷
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 大リーグは15日(日本時間16日)、年俸調停の権利を保有する選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎えたが、エンゼルス・大谷翔平投手(26)は合意には至らなかった。エ軍のペリー・ミナシアンGM(40)は電話会見に応じ「大谷については公聴会に行くだろう。今日までに合意には至らなかった。ネズ・バレロ代理人が言うように翔平はユニークな選手。双方とも昇給させることでは同意できていたが、いくらかの数字の部分で合意できなかった」と説明した。

 調停人による年俸調停の公聴会は2月1~19日(同2~20日)に予定されている。ルール上、今後も交渉は続けて良いし、過去には1月中に合意し、公聴会を回避するケースもたくさんあったが、ミナシアンGMは公聴会に行くと明言。この日提出された双方の希望額は大谷側は330万ドル(約3億4300万円)、球団側は250万ドル(約2億6000万円)で、その差は80万ドル(約8300万円)だが、簡単に譲歩はしない構えを示した。

 ミナシアンGMは調停で二刀流・大谷の年俸を決める難しさについて「投げて打って両方できる。比較できる選手がいないから」と説明した。MLBの年俸調停では、メジャー在籍年数が一緒で、似たポジションで、同じような成績を残している選手の昇給額を参考にする。

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2021年1月16日のニュース