巨人ドラ1平内が鉄腕魂継承 08年新人王・山口鉄也部屋で開幕1軍へ

[ 2021年1月8日 05:30 ]

「松井部屋」でシャドウピッチングをする平内
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 出世部屋からプロの世界で輝く。巨人のドラフト1位右腕・平内(亜大)が、川崎市のジャイアンツ寮に入寮。今季から2軍担当となる山口鉄也投手コーチもかつて入っていた部屋に入った。

 「開幕1軍に入って、新人王を狙えるように頑張りたい」。育成からはい上がった山口コーチは08年に新人王を獲得。9年連続で60試合登板した「鉄腕」は、09、12、13年に最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝き、球界を代表する救援左腕となった。平内は神戸国際大付時代、故障に苦しみ指名漏れを経験。昨年3月には右肘のクリーニング手術も受けるなど、ケガとの闘いを乗り越えてプロ入りをかなえた。

 入寮にあたり松井秀喜氏が寮生時代に素振りをした「松井部屋」も見学し、気持ちを新たにした。亡き祖父・千春さんからもらった故星野仙一氏の言葉である「迷ったら前に出ろ」と書かれた色紙を持参。一番大切にしている言葉を胸に「ついに始まるなというのが一番」とプロ生活の一歩を踏み出した。(田中 健人)

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2021年1月8日のニュース