菅野が巨人残留 米メディア報じる 大リーグ球団との交渉期間終了

[ 2021年1月8日 07:27 ]

巨人・菅野
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 ポスティングシステムを利用して大リーグ球団と交渉を行ってきた菅野智之投手(31)が巨人に残留することが8日、決まった。交渉期限の米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)を過ぎ、米メディアが次々と報じた。

 昨年12月8日にポスティングを申請した右腕は、年が明けた元日に渡米。代理人を務める米大手エージェント会社「ワッサーマングループ」のジョエル・ウルフ氏らと現地で合流し、大リーグ球団との交渉を進めてきた。

 大リーグでの評価も高くメッツ、ブルージェイズ、レッドソックス、ジャイアンツ、エンゼルス、パドレスなど多くの球団が興味を示し、移籍先候補として取り沙汰された。このオフの移籍市場は新型コロナウイルスの影響で停滞。シーズンの通常開催も不透明だったことから、菅野も一貫して巨人残留を選択肢に入れてきた。

 巨人側も、エースの意思を最大限に尊重。米メディアは、巨人が残留に備えて4年契約ながら各シーズン後にオプトアウト(契約破棄条項)が付帯された条件を提示したと報道。譲渡金が発生しない海外FA権を得た2021年オフの再チャレンジを認める、最大限の配慮が込められた条件を報じた。

 12月に右腕は、悩める胸中で「後悔のない選択をしたい」と語っていた。自身も巨人への強い感謝の思いもあり、最終的に残留という選択に至ったとみられる。

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