あるぞ「2・4」デビュー!阪神ドラ1佐藤輝が再始動

[ 2021年1月8日 05:30 ]

<阪神自主トレ> 鳴尾浜球場で体を動かす佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)が春季キャンプ初実戦を見込まれる2月4日に“デビュー”する可能性が浮上した。ドラフト4位の栄枝(立命大)を除く新人8人は入寮から一夜明けた7日、鳴尾浜球場でそれぞれ自主トレ。佐藤輝もティー打撃などで調整し、9日から始まる新人合同自主トレに備えた。

 黄金ルーキーに初打席が訪れるのは、そう遠くないかもしれない。来月1日から沖縄・宜野座で始まる春季キャンプ。第1クール中の4日には紅白戦、もしくはシート打撃として初の実戦形式の練習が組まれる見通しが判明した。さらに最初の日曜日となる7日には紅白戦の開催が濃厚。既に矢野監督から1軍キャンプ招集を明言されている佐藤輝が2月上旬から初実戦を迎える可能性が浮上した。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による影響で1月末まで全世界からの外国人の新規入国が停止になったことから、新加入のメル・ロハス・ジュニアら助っ人勢の合流時期は不透明。キャンプ序盤の実戦では新人を含む若手の出場機会が増えることが予想される。

 振り返れば、4番に飛躍した大山は新人だった17年春季キャンプでは2月8日の紅白戦で初実戦を迎え、白組の5番三塁で出場した。同じように将来の大砲候補として早い段階で実戦デビューしても何の不思議もない。9日から始まる新人合同自主トレをケガなく乗り切り、まずは無事キャンプインすることが求められる。

 入寮から一夜明けた佐藤輝は鳴尾浜でウエートトレーニングや室内での置きティー打撃などで約1時間半体を動かすなど再始動した。

 「環境はいい。トレーニングルームに機具がいっぱいあって使いやすい」

 前夜は「虎風荘」での初夕食として牛肉のすき焼きを食べ、「めちゃくちゃおいしかったです」と笑顔。入寮の際に持ち込んだ特注マットレスで疲れを癒やした様子で、「よく眠れました。(これからも)しっかりオーダーしたやつで眠って回復したいと思います」と順調に新生活を滑り出した。

 【阪神、近年の大卒ドラフト1位野手の1軍キャンプ初実戦】
 
 ☆04年鳥谷 2月7日の守備練習中に右手中指を負傷。チーム2試合目14日の日本ハム練習試合に1番遊撃で出て4打数無安打。5回の守備では中継プレーで木元を本塁封殺。

 ☆12年伊藤隼 2月8日のシート打撃で3打数2安打。第2打席若竹、第3打席二神からともに中前打。チーム初戦12日の日本ハム練習試合は1番中堅で初回中前打、9回右前適時打の5打数2安打1打点。

  ☆16年高山 右手有鉤(ゆうこう)骨骨折のリハビリで2軍スタート。1軍合流した2月25日の日本ハム練習試合で7番DH。9回に投手強襲の初安打を放ち、4打数1安打。

 ☆17年大山 チーム初戦2月8日の紅白戦に白組の5番三塁で出場して3打数無安打。4回1死三塁では藤浪に二飛。6回1死一、二塁では三ゴロだった。

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