広島ドラ4・小林は大のトラ党 目指すは球児の“火の玉” 阪神戦は「絶対に抑えたい」

[ 2020年11月17日 05:30 ]

<広島仮契約交渉>和歌山城をバックに好きな言葉を色紙に書き込み活躍を誓う小林樹斗(撮影・後藤 正志)
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 広島からドラフト4位指名を受けた智弁和歌山・小林樹斗投手(17)が16日、和歌山市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約した。将来性、潜在能力を高く評価される最速152キロ右腕は「契約させていただき、プロの世界に近づいた」と表情を引き締めた。

 和歌山県日高郡出身で、幼少時は大の阪神ファン。2歳から虎党の父・英樹さん(43)と甲子園球場で観戦し「直球で空振りが取れるのが魅力的」と藤川球児に心を射抜かれた。高校では動画で研究するようにもなった。

 今月10日の引退試合はテレビ観戦。「体の強さ、柔軟性、瞬発力。全てをレベルアップする」と思いを新たにした。代名詞の火の玉ストレートもしっかりと記憶に焼き付け「投げられたらいいですね」と言う。近い将来“赤い火の玉”を実現してみせる。

 「どこを任されても、しっかり勝ちにつなげられる投手になりたい」と目指すのは藤川と同じ「絶対的な存在」。大好きだった阪神は「絶対に抑えたいです」と言い切った。(桜井 克也)

 ◆小林 樹斗(こばやし・たつと)2003年(平15)1月16日生まれ、和歌山県出身の17歳。松原小3年から松原少年野球クラブで野球を始め一貫して投手。松洋中では軟式野球部に所属。智弁和歌山では1年春からベンチ入りし2年秋から背番号1。2年春夏に甲子園出場。最速152キロにカーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップを操る。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。

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