コロナ対策連絡会議 観客50%以上の開催実現に自信

[ 2020年11月17日 05:30 ]

 プロ野球とJリーグ合同の新型コロナウイルス対策連絡会議が16日、オンラインで行われた。横浜スタジアムと東京ドームで行われた、観客数を現在の上限50%以上に増やしての実証実験のデータを共有して議論。専門家チームは50%以上の来場者数での開催実現への自信を示した。

 調査結果は公表されなかったが、混雑具合を表す二酸化炭素濃度の測定など、多角的に調べた。専門家チームの三鴨広繁氏(愛知医大感染症科部長)は「5割を超えて入れるにはどうしたらいいか、はっきり見えた。今の対策をしていればもう少し人数を増やしても良いと分かってきた」と説明。政府の分科会は12日に感染者の増加傾向を受け、50%以下の来場者制限を当面、来年2月まで継続する方針を決めている。

 ≪来春キャンプは従来通り目指す≫プロ野球は来春のキャンプで従来通りの場所での実施を目指し、各自治体と協議を重ねていく。「広く深く連絡を取り合っている。医療体制も含めて検証して進めている」と斉藤惇コミッショナー。12球団代表者会議後に対応した日本野球機構の井原敦事務局長は「負担を掛けずに例年通り同じ場所でどのようにすればキャンプを行えるか、考えている状況」と説明した。

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2020年11月17日のニュース