巨人 サヨナラ負けで菅野15勝目消滅、最大貯金30→22 若林スクイズ、代打・桜井と盛りだくさんも…

[ 2020年11月14日 17:18 ]

セ・リーグ   巨人4―5DeNA ( 2020年11月14日    横浜 )

<D・巨>4回2死三塁、先制適時打を放った丸に向かってグラブを叩く菅野(撮影・木村 揚輔)
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 セ・リーグ連覇を果たした巨人は今季最終戦ですでに4位が確定していたDeNAに4―5で9回サヨナラ負け。最終成績は67勝45敗8分けで貯金は最大30から8減らして22でのシーズン終了となった。コロナ禍の影響で今季のセ・リーグはクライマックスシリーズ(CS)が開催されず。パ・リーグは同日から始まったCSでレギュラーシーズン1位のソフトバンクが同2位のロッテに先勝し、アドバンテージ1勝を加えてCS制覇に王手をかけたが、巨人はその勝者と21日開幕の日本シリーズで対戦する。

 巨人は4回、1死から松原が右中間へ三塁打を放ち、2死一、三塁から丸の中前適時打で先制。7回には1死一、三塁から代打・ウィーラーの三ゴロを中井がトンネルする間に1点を加え、さらに続いた一、三塁で若林がスクイズを成功させて3点をリード。その裏、4番手右腕・大竹が2点を失い1点差に迫られたが、8回に増田大の中前適時打で1点を加えて再び2点差。その裏、デラロサが1点を失いまたも1点差とされ、菅野の15勝目がかかっていた9回には4―3から6番手左腕・田口が神里に逆転サヨナラ打を浴びた。また、2015年ドラフト1位右腕・桜井が9回に代打で起用され、送りバントを失敗。その裏のマウンドには上がらず、交代している。

 DeNAは3―4で迎えた9回、1死から柴田、倉本の連打でチャンスをつくり、2死から宮本も内野安打で続いて満塁。ここで打席に入った神里が田口から中前に2点適時打を放って逆転サヨナラ勝ちを飾った。神里はプロ3年目で初のサヨナラ打で、チームは今季5度目のサヨナラ勝ちとなった。最終戦を劇的な勝利で飾り、連敗を4で止めたDeNAの今季最終成績は56勝58敗6分けの借金2。5年間に渡ってチームの指揮を執り、今季限りで退任するラミレス監督のラスト采配をこれ以上ない劇勝で飾った。また、逆転首位打者を狙った梶谷は2打数無安打で逆転タイトルがなくなった時点で交代。同僚の佐野が打率・328で首位打者の初タイトルを獲得している。

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