2季連続2位の慶大・瀬戸西主将、雪辱の願いを後輩に託す「早慶戦の悔しさ晴らして」

[ 2020年11月14日 18:13 ]

ヤクルトドラフト1位木沢らが参加した慶大野球部納会
Photo By スポニチ

 東京六大学リーグ、慶大野球部の20年度納会が14日、横浜市内の同大グラウンドで行われた。例年は室内で開催してきたが、コロナ禍の今回は青空の下、1~4年生部員174人が出席。4年生が挨拶する形で、1年を振り返った。

 1戦総当たりの春季リーグ(8月10~18日)は法大に次ぐ2位。秋季リーグ戦も8日の早慶戦で2季ぶりの優勝を目前にしながら9回2死から早大・蛭間に逆転2ランを喫した。あと一歩頂点に届かなかったが、直近4シーズンで優勝1回、2位3回の成績が色あせることはない。

 瀬戸西純主将(4年)は「仲間に恵まれた4年間でした」と声を詰まらせつつ「早慶戦の悔しさを、後輩が晴らして欲しい」と訴えた。慶大野球部といえば「エンジョイベースボール」が代名詞ながら、学生スタッフから問題提起する場面も。「下級生から“勝つために、エンジョイベースボールを考え直す”という意見が出てもいいと思う」と宿題が課された。

 就任1年目を終えた堀井哲也監督(58)は「半年後にはリーグ戦が始まる」と3年生以下にゲキを飛ばした。最上級生を送り出した納会は、雪辱を期す来季へスタートする場にもなった。

続きを表示

2020年11月14日のニュース