大商大 V王手 147キロ左腕・伊原が3安打完封「打たせて取ることを心がけた」

[ 2020年10月18日 13:16 ]

関西六大学野球連盟 秋季リーグ戦 第7節1回戦   大商大2―0大経大 ( 2020年10月18日    皇子山 )

<大商大・大経大>3安打完封の大商大・伊原陵人投手(撮影・須田 麻祐子)
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 大商大が最速147キロ左腕・伊原陵人(たかと)投手(2年=智弁学園)の3安打完封の快投で、優勝に王手をかけた。

 「打たせて取ることを心がけて臨んだので、それが低めにボールを集めることができた要因。勝つことができてよかったです」

 3回までパーフェクト投球。4回から3イニング連続で安打を許したが、落ち着いたマウンドさばきで二塁を踏ませず相手にスキを与えなかった。7回以降は再びパーフェクト投球。カットボールを有効に使い8三振を奪い、104球を投げ切り富山陽一監督(55)からも「今のチームの状況で、1番いい投手」と称賛された。

 捕手・岡沢智基(4年)とは同じ智弁学園の出身。練習試合では何度かバッテリーを組んでいた。「話が良く合うので、頼りになります」。高校時代からの信頼関係が好投を導いた。

 今季リーグ戦は勝率制で優勝を決める。チームはこの日の勝利で7勝2敗(・778)とし、単独首位を守った。19日に行われる2回戦で勝利すれば、優勝が決定。敗れても、7勝3敗(・700)で全日程を終えている京産大に並び、優勝決定戦となる。

 次戦へ向けて伊原は「優勝するだけなので、しっかり落とさないように。自分も投げるつもりで」と頼もしい。大一番を総力戦で乗り越え、関西の頂点を目指す。

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2020年10月18日のニュース