明大先輩の“意地” 中日・柳が勝利投手、V打は阿部! 森下から白星奪う! チームは今季初の7連勝

[ 2020年10月18日 05:30 ]

セ・リーグ   中日5-2広島 ( 2020年10月17日    マツダスタジアム )

<広・中(19)>勝ち星を挙げ、スタンドのファンに帽子を掲げあいさつする柳(撮影・椎名 航)
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 「先輩」の意地で今季初の7連勝に導き5年ぶりに貯金5とした。中日・柳が7回8安打2失点の粘投で9月11日以来の4勝目。3回までに2失点も4回以降は立ち直り1―2の7回1死二塁では宇草、田中広を連続三振。「1点勝負になると思い、絶対に点を与えない気持ちで投げた」と自ら流れを呼び直後の逆転につなげた。

 「ただの後輩ではない。特別な存在」と語る明大の後輩・森下との投げ合いは自身に白星が付いたが「彼の方が投球内容は上」と敗北宣言。2回には二塁打も許し「ヒットも打たれましたので、今日の試合のことはシーズンオフにご飯でも食べながら、話せたら」と苦笑いした。

 殊勲打も明大OBで森下の8学年上の阿部。後輩には3打数無安打も1点を追う8回2死満塁からフランスアの初球を中前に逆転の2点打を放ち「柳もなかなか勝てていなかったので、勝ちを付けることができて良かった」と先輩の威厳を示した。 (徳原 麗奈)

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2020年10月18日のニュース