阪神に女子野球チーム新設決定 監督は阪神OBから 阪神選手との交流も検討中

[ 2020年10月18日 05:30 ]

 阪神は17日、21年シーズンより女子硬式野球クラブチームを新設すると発表した。チーム名、ユニホーム、スタッフなどは来年1月中旬ごろの発表予定で、監督はタイガースOBが務める。入団セレクションとして10月23日から11月3日まで動画による1次選考、12月上旬に会場での2次選考を実施する。

 NPBのチームでは今年1月に西武が「埼玉西武ライオンズ・レディース」の発足を発表したのに続く2例目。設立趣旨として(1)女子野球選手の憧れ・目標となること(2)女子が野球を始めやすい、続けやすい環境づくりを行うこと(3)女子野球人口を増やし、女性の「野球ファン」「タイガースファン」を増やすことの3点を掲げた。

 球団の清水奨常務取締役は「これまで『TORACOプロジェクト』や『幼稚園・小学校訪問』などを通じて女子と野球の接点を増やす活動を行ってきました。新たに『女子がプレーすること』を通じて野球振興活動に取り組んでいきます」と説明。毎年5月の「ラッキートーナメント」、6月の「全日本女子硬式野球選手権予選」、7月の「全日本女子硬式クラブ野球選手権」、9~10月の「ラッキーリーグ」などの大会に参加を見込む。

 活動拠点は甲子園球場以外となるが、タイガースの監督、選手らとの交流も検討する。セレクションの日程や応募方法などの詳細は球団公式サイトで今月19日午前10時から公開を予定している。

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2020年10月18日のニュース