真夏のミステリー!?オリ、毎回&先発全員の17安打で負けた…

[ 2020年8月7日 22:03 ]

パ・リーグ   ロッテ6―3オリックス ( 2020年8月7日    京セラドーム大阪 )

<オ・ロ>6回無死一、三塁、ジョーンズはバットを折られ投ゴロ(撮影・井垣 忠夫)
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 9回に若月が三塁内野安打を放ち、毎回安打を記録した。6回にはT―岡田の右前適時打で先発全員安打も記録している。17本のヒットを重ね、どんな快勝劇かと思えば、スコアは3―6の完敗…。京セラドームで見た“真夏の怪”に、スタンドはゲームセットを忘れて、しばし凍りついていた。

 拙攻に次ぐ拙攻がすべての答えだった。3回から5回まで毎回先頭打者が安打で出塁しながら、後続がいずれも併殺打。3回の安達は2球目、4回のT―岡田、5回の小田はいずれも初球と、淡泊な打撃が目についた。

 それでも、今季カード1勝7敗1分けのオリックスには、意地がある。5点差の9回から登板したチェンを攻め、若月、代打・西村、安達の3連打で無死満塁。代わった益田から福田が押し出し四球、吉田正の右前適時打で2点を返し、なおも無死満塁とミラクルへの期待を抱かせた。しかし、伏見が力のない投ゴロ。捕手→一塁と転送され、この試合4本目の併殺打で最大の見せ場は終わった。

 「あと1本?そういうゲームでしたよね。17安打を打って、3点というね。最後に2点取ったけど、それまでに取っておかないと…」

 西村監督の嘆きが通路に響いた。なかなか波に乗れない現状。歯がゆい試合内容がオリックスの“今”を表していた。

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