伊香のドラフト候補・隼瀬 登板ないまま最後の夏終了…まさかの初戦敗退 改めてプロ志望表明

[ 2020年8月1日 16:42 ]

令和2年度 夏季滋賀高等学校野球大会2回戦   伊香4―10大津商 ( 2020年8月1日    湖東スタジアム )

<伊香・大津商>7点を追う8回1死一塁から代打で左前打を放った今秋ドラフト候補の伊香・隼瀬一樹投手
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 昨秋4強の伊香が逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。今秋ドラフト候補の隼瀬一樹投手(3年)はコンディション不良から背番号「10」でベンチスタート。7点劣勢の8回1死一塁から代打で登場し、好機を拡大する左前打を放ったもの、一度もマウンドに上がることなく、最後の夏を終え「チームとしていい経験になった。これからの人生につながる試合になったと思う」と必死に涙を堪え、前を向いた。

 昨秋滋賀大会で名を挙げた。初戦の初戦の滋賀学園戦で4安打完封勝利。準決勝の近江戦では惜しくも延長戦の末に敗れたが、10回2/3を1失点と好投した。

 以前からプロ志望を表明していたが、この日も改めて「プロ野球で伊香高校でやってきた生かして頑張っていきたい」と言い切った。目指すは江川卓や吉田輝星のようなキレで勝負する投手。「8月後半のトライアウト(プロ志望高校生合同練習会)に参加して、今は下を向かず目の前のことに集中してやっていきたい」と右腕は先を見据えた。

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2020年8月1日のニュース