阪神・糸井 39歳祝えず3三振で交代 矢野監督「膝の状態ちょっと良くない」

[ 2020年8月1日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-3DeNA ( 2020年7月31日    甲子園 )

<神・D(7)> 7回2死二塁、糸井は見逃し三振に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 奪った得点は梅野の3ランによる3点だけ。勝てた試合をものにできず、阪神・矢野監督の口調も重かった。

 「もうちょっと点を取りたいよね。それが一番かな」

 心配なのは2試合ぶりに先発復帰した糸井だ。4打数無安打3三振で途中交代。39歳の誕生日を自ら祝うことはできなかった。

 初回1死では上茶谷の真っすぐに見逃し三振。4回先頭ではワンバウンドのスプリットにバットが回った。5回の第3打席は右飛と先発右腕に抑え込まれた。挽回の好機だった同点の7回2死二塁では左腕エスコバーの外角低めのスライダーに空振り三振に倒れた。

 昨年のバースデーは1安打を放ったが、この日は快音を響かすことができず。指揮官は「膝の状態もちょっと良くないから。そういうところでいい形が出ればいいんだけど、嘉男自身が一番モヤモヤしていると思う」と分析し、早期の復調に期待を寄せた。

 「長いシーズンの中でいろいろ出てくると思うので前を向いてやるしかない。状態を上げてもらわないといけない選手。前を向いてやってくれたら」

 7月14日のヤクルト戦を最後に複数安打もなく打率は・240まで低下した。過去9度のシーズン打率3割を記録した男にとってはかつてない苦境だ。 (巻木 周平)

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2020年8月1日のニュース