ロッテ・レアード パ1号!寿司握る…前に手洗いパフォ「みんなが喜んでくれた」

[ 2020年6月21日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3-2ソフトバンク ( 2020年6月20日    ペイペイD )

<ロ・ソ>手を入念に消毒するパフォーマンスをみせるレアード(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・レアードがベースを回ってベンチに戻ってくると「ウオッシュ、ウオッシュ!」の声が耳に届いた。

 2回だ。開幕から2戦連続で4番起用された助っ人は、和田のスライダーを左翼席へ運んだ。今季のパ・リーグ1号となる先制ソロ。ベンチ前ではナインたちが寿司ポーズで迎えてくれた。同じポーズで祝福しながら、井口監督が英語で叫んでいるのも察知した。

 「ベンチでみんなが寿司のポーズをしてくれたけど、その前に(井口監督、鳥越ヘッドコーチから)洗え、洗えと言われた。それが頭にあったので、そういうパフォーマンスをした。みんなが喜んでくれたよ」

 ベンチの最後列まで行くと、魚を釣り上げ、ナイフでさばく。ここまではいつもと同じだが、寿司を握る前に手洗いの動作を加えた。ステイホーム期間も、手洗いに気を配ったが、グラウンドでも「感染予防」をアピール。来日6年目らしい機転でアドリブを加えて、今季1貫目の寿司を完成させた。

 「スシボーイ」は「ラッキーボーイ」でもあった。同点だった8回2死一、三塁の打席では2ストライクと追い込まれながらも、松本がまさかの暴投で勝ち越しに成功した。さらに自らも中前適時打を放った。「接戦だったので何としても追加点と思った」と2安打2打点で4番の仕事を果たし、胸を張った。

 前夜は延長10回の末にサヨナラ負けを喫したが、1勝1敗に。「開幕カードを勝ち越してZOZOマリンに帰りたい」。試合後の井口監督の言葉にも力はこもっていた。(横市 勇)

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