広島・大瀬良 投打に大活躍も三好に感謝「大きかった」 プロ初本塁打は「たまたま振ったら当たった」

[ 2020年6月19日 22:38 ]

セ・リーグ   広島5―1DeNA ( 2020年6月20日    横浜 )

<D・広>DeNAに勝利し笑顔でポーズを決めるウイニングボールを手にする佐々岡監督(左)と自身のホームランボールを手にする大瀬良(撮影・会津 智海)
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 広島の大瀬良が9回4安打1失点の好投で2年連続の開幕白星。打者としてもプロ初本塁打を含む3打数2安打3打点と大活躍。それでも8回ピンチの場面に見事な守備でチームを救った三好に対し「打球が速すぎて(目で)追えなかったですが、何とか捕ってくれて(あのプレーは)大きかったと感謝しています」と頼もしい仲間を称えた。

 12球団一番乗りの完投勝利となった大瀬良だが「状態は正直あまり良くなかったんですけど、何とか丁寧に投げようと会沢さんと話をしていたので、最後まで投げ切ることができてよかったです」とホッとした様子。「先制点を取られてしまったんですけど、粘り強く投げれば逆転できると信じて頑張って投げました」と喜んだ。

 大瀬良はこの日、打者としても活躍。0-1とリードを許した5回にはDeNA今永の初球を叩き、同点に追いつく中前適時打。「初球からいっていいよという話だったので取られた点数を(自分の手で)取り返したいと思って打席に立ちました」と見事狙いが当たったことを明かした。

 さらに2-1とリードした9回にはDeNA5番手の国吉から右翼席に飛び込むプロ初本塁打を記録し「たまたま振ったら当たったんですけど、追加点になってくれて9回楽な気持ちでマウンドに上がることが出来ました」とあくまで“幸運”だったと謙遜した。

 新型コロナウィルスの影響で開幕が遅れたことに関しては「僕たちもこの日を待ちわびてファンの方々にいいプレーを届けたいなという思いで今日を迎え、いいプレーができたと思うので引き続き頑張っていきたいなと思います」とコメント。「(これから)初めての経験がたくさん続いていくと思いますけど、ファンの皆さんと手を取り合って素晴らしいシーズンにしていきたいなと思っています」と前向きに新たなシーズンへの意気込みを語った。

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2020年6月19日のニュース