阪神・福留 開幕5番濃厚 43歳勝負強さ健在 オリ由伸撃ち適時二塁打

[ 2020年6月15日 05:30 ]

練習試合   阪神3-3オリックス ( 2020年6月14日    京セラD )

<練習試合 オ・神>初回1死一、二塁、阪神・福留は左線適時二塁打を放つ(撮影・井垣 忠夫)
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 やはり阪神・福留には中軸の椅子が似合う。1点を先制した初回。なお1死一、二塁で山本の150キロをファウルしてカウント2―2へ追い込まれた直後、外角フォークを左翼線へ運んだ。わずかに高く浮いた隙を逃さず、43歳になっても健在の勝負強さを見せつけた。

 「打順は関係なく、何番を打とうが打席の中で自分ができることを…と思って。その中で打線がああいうふうに結果が出たのは良かった」

 2日に練習試合が再開されて以降、初めて5番を任された。中軸の一角に座るのは同じ5番だった3月22日のヤクルト戦以来で、しっかり結果で応えた。8試合に出場した練習試合は打率・227、1本塁打、2打点で試運転を終了。「けがをしないということが大前提。その中でけがをせずに走ったり、打ったりというのをこなせているので、特に問題はないです」。数字だけでは表せない準備を完了し、開幕への不安はない。

 矢野監督からも「43歳になって、打って守ってとできるのは、本当に素晴らしいことやと思う」と敬意を寄せられた。19日の巨人との開幕戦でも「5番・左翼」は濃厚。「できることをやって、いい準備ができたら」。菅野に先制の開幕弾を浴びせたのは2年前の18年。再現に期待だ。(長谷川 凡記)

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