西武・高橋光 2日連続で志願の投球練習、32球で修正 開幕へ「やっと始まる」

[ 2020年6月15日 17:08 ]

投手練習でトレーニングを行う西武・高橋光(球団提供)
Photo By 提供写真

 23日の開幕2カード目・ソフトバンク戦初戦に先発が濃厚な西武・高橋光成投手が15日、メットライフドームの投手練習に参加し、前日に続き志願の投球練習に臨んだ。

 練習の最後に同ドームのマウンドに上がった右腕は、試合状況を設定し感覚を確かめるように32球。「昨日投げた感触が良くなかったので。今日は良かったと思います。西口さんからも『今日は良かったんじゃないかな』と言っていただきました」と汗をぬぐった。

 9日の練習試合・楽天戦は先発で5回5失点。3回まで無失点も、4回に乱調で5失点した。昨季自己最多の10勝をマークしたが、ここ2試合の練習試合は本調子とほど遠い。それだけに本番への修正にも神経をとがらせている。

 14日のロッテ戦で5回1/3を2失点と好投したサブマリン・与座の飛躍にも刺激を受けた。投球を見届けた高橋光は「凄いなと思いました」と口にし「俺もやってやるぞ」と拳を握ったという。その声は、ロッカーの席が近い与座にも聞こえていた。

 開幕が近づくがゲン担ぎはしない。「特別なことはしません」と平常心でその日を待つ。尊敬する西口文也投手コーチの現役時代と同じスタンスだという。高橋光は最後に言った。「やっと始まるという気持ち。ワクワクしていますね。後はそこに向けて準備をし、開幕したら自分のできることをしっかりやりたい」。日本人エースとしての自覚を胸に刻んでいる。

 ▼西口文也投手コーチ 昨日はあまり良くなかったのでね。光成も自らマウンドで投げたいと言ってきた。いい感じでシーズンに入っていきたいというのがあったんじゃないかな。昨日よりもいい感じで投げることが出来ていたと思う。

続きを表示

2020年6月15日のニュース