日本ハム・マルティネス完全復活！6回5K1失点「ケガをする前よりいい状態」

オープン戦   日本ハム3―1オリックス （ 2020年3月8日    京セラD大阪 ）

＜オ・日＞要所を締める投球のマルティネス（左）はベンチのナインに迎えられる（撮影・井垣　忠夫）
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　完全復活だ。日本ハム・マルティネスが先発で6回を4安打5奪三振1失点。相次ぐ故障で昨シーズンを棒に振った助っ人右腕が納得の77球で開幕へ照準を合わせた。

　「全体的にいい感覚で投げられた。自分の中では、ケガをする前よりいい状態で来ている」。初回、2回の無死一、二塁をともに併殺で切り抜け、最速150キロの直球の切れも抜群。大リーグ時代に対戦経験のあるオリックス・ジョーンズも2打数無安打に封じ、今季から取り入れている新球、指をボールに立てて投げるスパイクカーブも決まった。

　昨年痛めた右肘の状態も「問題ない」。オフは早めに始動し、腕の動作速度などをデータ化して故障予防などに役立てる測定器「モータス・スリーブ」も駆使してケアに努めている。

　「試合に投げられればチームに貢献できる自信はある」。一昨年10勝を挙げたマルティネスはそう言葉に力を込めて、15日のDeNA戦を経て開幕へ万全の状態で向かう。　（秋村　誠人）