ソフトB・東浜 6回途中1失点 開幕へ「一歩前に」

[ 2020年3月8日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク2―4DeNA ( 2020年3月7日    横浜 )

<D・ソ>6回途中まで1失点と好投したソフトバンクの東浜(撮影・島崎忠彦)
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 さすが開幕投手!ソフトバンク・東浜巨投手(29)が7日、DeNAとのオープン戦に先発。5回2/3を投げ2安打4奪三振1失点の好投を見せた。前回登板では4本塁打を浴びたが、オープン戦3度目の登板で上々の仕上がりをアピール。3月20日のロッテとの開幕戦(ペイペイドーム)で自身初の開幕投手を務める右腕が、不安を吹き飛ばす結果を残した。

 この日のテーマは「曲がり球を操る」だった。オープン戦3度目の登板となった東浜は、カーブ、スライダーの精度を上げるためにマウンドに上がった。

 初回無死一塁で好調もDeNA新外国人、オースティンを迎えた。内外角に直球を4球続け、最後は外角低めに134キロのスライダーを投じ空振り三振を奪った。続くソトもスライダーで空振り三振。「前回よりも自分の感覚でストライク、ボールを投げられた。一歩、前に進めたかな」と手応えを口にした。

 前回登板の2月29日阪神戦では4被弾。内訳はカーブ2本、スライダー2本だっただけに「前回の反省を生かそうと練習から変化球の修正をしてきた。いい一週間になった。今日は(甲斐)拓也と話してカットボールではなく、スライダーでいこうと」と曲がり幅を意識し、5回2/3を2安打でまとめた。

 5日に工藤監督から開幕投手を通達された。8年目で自身初の大役に「気が引き締まったし、覚悟を決めた。先頭に立って、期待に応えないといけない」と決意を新たにした。工藤監督は「僕としても本人もホッとしていると思う。満足のいく投球だった」と安心した様子だった。
 昨年6月に右肘を手術。5回以上を投げたのは昨年4月22日のオリックス戦以来となったが、この日は77球を投じ「体力的には余力があったが、6回は先頭からおかしかった。そういう試合勘を思い出せたことが大きかった」とプラス材料となった。20日の開幕戦まで残り1試合に登板予定の右腕は「やることをしっかりやって、やり残したことがない中で開幕を迎えたい」と口元を引き締めた。昨年は開幕ローテーション入りしながら6月に右肘を手術。それ以降はリハビリとなり2勝(2敗)にとどまった。復活を期す8年目のシーズン。まずは万全な状態で、開幕のマウンドに上がる。

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2020年3月8日のニュース