阪神・梅野“夏男”になる!ウル虎サードユニお披露目「すべてを良いきっかけに」

[ 2020年2月1日 05:30 ]

サードユニフォームを着用し、キャンプの意気込みを話す梅野(撮影・平嶋 理子)                                   
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 阪神・梅野が31日、恒例の夏イベント「ウル虎の夏2020」で着用するサードユニホーム発表の会見に出席。“夏男”に変ぼうを遂げ、チームの優勝に貢献することを誓った。

 「チームが打てない、守れない時にカバーして。カバーできる人が1人でも多くいたら、そのミスもミスでなくなる。カバーしてくれる人が1人でもいれば強いので(チームの苦境での活躍を)大事にしていきたい」

 長いシーズン、チームも、個人も浮き沈みがあることは分かっている。だからこそ見据えるのは“補完の活躍”。「前半で勢いに乗っていかないと、追いかけるのはきつい。前半戦の戦いでAクラスの位置にいれば優勝も目指していける」。優勝を目指し、春先の好発進を念頭に置く中、意識するのは夏場だ。

 昨年7、8月でチームは3つの負け越しを喫した。梅野自身も同期間の打率は・188と極度の不振。キャリアハイの1年を経験しながら、重苦しい夏を過ごした。ただ、一概に苦手な季節とは言えない。18年は8月に打率・338、4本塁打と躍動。さらに、昨年も「ウル虎の夏」期間の6試合では、打率・333と意地を見せている。

 「個人的には夏場で上がったシーズンも、昨年みたいに落ちたシーズンもある。この(サード)ユニホームを着て、いつもと違った雰囲気で良ければ継続できるように、悪ければ(気持ちを)入れ直せる。ガラッと変われば(個人もチームも)成績も変わってくると思うので。すべてを良いきっかけにできるユニホームでありたい」

 今季は7月の五輪開催中に中断期間もあり、正捕手にとっては心身ともに一度リフレッシュできる点も追い風になる。「年齢的にも、立場もそれぐらい(中心)のとこまで来てる。良い意味で引っ張っていけるよう。常に前を向いて」。難局を先頭に立って打破するのは、背番号44だ。(遠藤 礼)

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