ソフトB・工藤監督、最強証明3カ条 疑問・努力・議論の「QED」キャンプで決意新た

[ 2020年2月1日 05:30 ]

キャンプ地の宮崎市内で優勝パレードを行う(左から)工藤監督、中村晃、柳田(撮影・中村達也)
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 ソフトバンクは31日、福岡空港からキャンプ地の宮崎市に移動。工藤公康監督(56)は全体ミーティングでQuestion(疑問)、Effort(努力)、Discussion(議論)の3つをテーマに掲げ「QEDキャンプ」で1年を戦う下地をつくる構えを示した。

 宮崎市の中心で5万人を集めたパレード。特設ステージでファンに向けあいさつした工藤監督は「明日からしっかり体を鍛え、心も強く。心技体全て兼ね備えてシーズンに向かっていきたい」と、3年ぶりのリーグ優勝、4年連続日本一へ、決意を新たにした。

 宮崎入り後に行われた全体ミーティングでは、ユニークな3カ条を掲げた。工藤監督は「クエスチョンを持つこと、練習を頑張ること、みんなでディスカッションすること。この3つを大事にしていこう」とナインに訓示した。

 Question(疑問)、Effort(努力)、Discussion(議論)の頭文字を取った「QEDキャンプ」。指揮官は「言われたことをやるだけではなくて、自分で考えていこうと。もっとできることがあるんじゃないかとか、コーチと話していくことも大事になる」と狙いを説明した。数学などで証明の終わりに使われていた「Q.E.D」。「結果として優勝できれば、強さの証明につながる」と力を込めた。

 東京五輪が開催される今季は、開幕が例年よりも約1週間前倒しになる。キャンプでの実戦も早まる見込み。1日には恒例の12分間走の測定も行われる。モイネロらキューバ勢が五輪予選で3月からチームを離れることが予想されるだけに、工藤監督は「チーム力の底上げはどのチームもそう思っている。(出場選手登録ができる)29人だけで戦うわけではないので。(サファテら)実績ある人も戻ってくるし、しっかり見極めていきたい」と、どんな状況でも高いレベルで戦力を維持し、1年間を乗り切る構えだ。

 「チームは一つ。いいスタートを切りたい」と指揮官。「QEDキャンプ」で鍛え上げる。

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