菊池、ポスティング交渉解禁 来年1月1日が期限 打撃力の評価ポイントに

[ 2019年12月4日 05:30 ]

広島・菊池
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 大リーグ機構(MLB)は2日(日本時間3日)、ポスティングシステムを利用しメジャー移籍を目指す広島の菊池涼介内野手(29)について、全30球団に契約可能選手として通知したと公表した。米球団との交渉は米東部時間3日午前8時(同3日午後10時)に解禁され、来年1月1日午後5時(同2日午前7時)までが期限となる。

 広島は11月中旬からポスティング申請の手続きを開始。締め切りの2日前となる3日午前に、MLBから手続きが完了したとの連絡が入り、鈴木清明球団本部長は「あとは代理人に任せるだけ」と話した。

 今オフの二塁手市場は活発といえる。通算192本塁打のドジャー(ナショナルズからFA)、今季171安打のエルナンデス(フィリーズからFA)ら好打者がそろう中、ゴールデングラブを7年連続で受賞した菊池涼の二塁守備の評価は高い。米メディアは移籍先候補に今季世界一のナショナルズなどを挙げ、CBSスポーツ(電子版)はここ3年の打撃成績がおおよそリーグの平均であるとし「打者としてのインパクトは少なく、卓越した守備を誇る」と紹介した。

 担当のマイク・シール代理人は、複数の球団と連絡を取り合っているという。昨年12月に「野球をやっている以上はトップのレベルでやりたい。ボクもその1人」と公言したメジャー挑戦への思いは、30日間の交渉期間で決着を迎える。

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2019年12月4日のニュース