高橋礼、6回2死まで完全!大記録逃すも6回1安打零封「芯を外す投球が出来ました」

[ 2019年11月6日 21:07 ]

第2回WBSCプレミア12・1次ラウンドB組第2戦   日本―プエルトリコ ( 2019年11月6日    台湾・桃園 )

<プレミア12 日本・プエルトリコ>6回を無失点に抑え、松田宣(右)と笑顔でハイタッチする高橋礼(撮影・木村 揚輔)
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 侍ジャパンの高橋礼投手(24)が国際大会「プレミア12」第2戦のプエルトリコ戦に先発登板。6回2死まで1人の走者も出さないパーフェクト投球を見せ、結局、6回1安打無失点の好投で降板した。

 初回、最初の打者となったO・マルティネスの打球を右足のスパイク裏付近に受け(記録は三ゴロ)一瞬ヒヤリとさせたが、後続を連続で遊ゴロに仕留めて3者凡退スタートを切ると、2回も二飛、三ゴロ、二ゴロでピシャリ。

 3回も二ゴロ、一ゴロ、投ゴロと打ち取ると、その裏には打線が敵失で1点先制した後に主砲・鈴木が左翼スタンド中段に飛び込む3ランを放って一挙4点を先取し、高橋を強力援護した。

 すると高橋は4回には一ゴロ、三ゴロ、空振り三振、5回には二ゴロ、空振り三振、遊ゴロと凡打の山を築き続け、1人の走者も出さずに5回を投げ終えた。ノーヒットどころか、5回まで外野に1つも打球が飛ばない、まさにパーフェクト投球。5回までの投球数はわずか51球だった。

 そして迎えた6回も先頭から2者連続で遊ゴロに仕留め、あっという間に2死に。だが、18人目の打者となった9番のJ・ゴンザレスに1ストライクから4球連続ボールで四球を与えてパーフェクトが途切れると、続く1番のO・マルティネスには1ボールからの2球目スライダーを左前に弾き返されてノーヒットノーランもなくなった。

 それでも続くデヘススを空振り三振に仕留めて失点は許さなかった高橋。この回を投げ切ると、7回のマウンドは同じソフトバンクの嘉弥真に譲ってマウンドを降りた。

 高橋の投球内容は6回で打者20人に73球を投げ、1安打無失点。3三振を奪い、与えた四球は1つ。「初回からストライク先行で投げられて良かったです。バッターが打ちたくなるようなコースを狙い、そこから芯を外す投球が出来ました。チームに良い流れを作って後ろに繋ぎたかったので、6回のヒットは少しもったいなかったです」とコメント。試合後には「自分の武器は真っすぐでしっかり押すということ。ストレートを軸にどんどんストライクを取っていった。打者が合っていないなと感じていて、そこから変化球を交えて。ストライク先行で投げていけたのが大きかったです」と手応えを語った。

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