阪神ジョンソン、再離脱防止へ3連投封印 金村コーチ「残り70試合良いコンディションで」

[ 2019年6月28日 05:30 ]

キャッチボールで調整するジョンソン(撮影・大森 寛明)
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 阪神・金村投手コーチが27日、29日の中日戦から1軍復帰するピアース・ジョンソン投手(28)の起用法について言及。2度目の登録抹消を防止すべく、『3連投封印』の方針を示した。

 「無理矢理3連投というのはジョンソンに関しては避けたい。(球宴までか?と問われ)いや、残り70試合を良いコンディションで戦ってもらえるように、慎重に起用していきたい」

 長丁場を見据え、首脳陣が一つの決断を下した。開幕から28試合に登板し、防御率0・64と他球団を圧倒。その一方で3日連続での登板が、計3度を数えた。フル回転した代償として疲労が蓄積。コンディショニング不良により7日に出場選手登録を抹消された。不動のセットアッパーが離脱すると同時にチームは失速。不在時は4勝9敗2分けと大きく負け越した。

 頼れる助っ人右腕の温存を迷いなく実行できるのは、充実した救援陣がいるからに他ならない。ジョンソンの不在時に8回を任された藤川はその間、8試合に投げてわずか1失点。今季の防御率は1・30と、抜群の安定感を見せている。ベテランの能見に加え、若手では島本、守屋、小野らが相次いで台頭。リードした展開での試合終盤を任せられる投手がそろったことで、同コーチは「疲労を分散しながらやっていけたら」と期待を寄せた。

 ジョンソンはこの日、キャッチボール、ダッシュなどで汗を流した。テーマは『ノーモア登録抹消』。そのためには限定起用もいとわない。巨人、広島の上位2強を追走するための最適法だと信じてリーグ戦再開を迎える。 (巻木 周平)

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2019年6月28日のニュース