明豊、劇的延長サヨナラ！連続大物食いで初のベスト4　「寮長」が殊勲打

第91回選抜高校野球大会第9日第2試合　準々決勝   明豊1―0龍谷大平安 （ 2019年3月31日    甲子園 ）

＜明豊・龍谷大平安＞延長11回、サヨナラ打を放ち歓喜の輪に加わる後藤（中央）（撮影・亀井　直樹）
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　明豊（大分）が劇的な延長サヨナラ勝ちで、春夏を通じて初めてベスト4に駒を進めた。0―0の延長11回2死満塁から途中出場の後藤が中越えに決勝打を放った。人生初のサヨナラ打にうれし涙をこぼし「“絶対打てる、絶対決める”と思って、全力で振りました」と喜んだ。

　息詰まる投手戦。後藤は三塁コーチをしながら準備し、大分県勢43年ぶりの4強に導いた。横浜、昨季明治神宮大会王者の札幌大谷、そして、昨季近畿大会王者の龍谷大平安を破る大物食い。部員51人が生活する「創心寮」の寮長が大仕事をやってのけた。