習志野、準決勝へ不動の3番・根本が復帰!「膝は大丈夫」エース飯塚は中継ぎで

[ 2019年4月1日 18:18 ]

トス打撃をする習志野・根本 (撮影・後藤 大輝)
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 第91回記念選抜高校野球大会は2日に甲子園で準決勝が行われる。明豊(大分)と対戦する習志野(千葉)は1日、西宮市内のグラウンドで約2時間、汗を流した。

 打撃ケージ後方でナインのフリー打撃を見守っていた習志野の小林徹監督(56)がバットを持ち出した。グラウンドに丁寧に記した文字は「令和」。練習は午前開始で正午前、新元号を伝えた。「日頃から野球だけでなく、社会情勢にも興味を持ちなさいと言ってますから。“何て読むんですか?れいわ”程度の答えですが…」。苦笑いしつつ、小林監督はナインに優しい視線を送った。

 不動の3番打者が戦線復帰する。星稜戦(28日)の死球から右足関節打撲で欠場していた根本翔吾外野手(3年)が通常練習に参加。フリー打撃、ノックで汗を流した。「痛みはもうありません。打撃練習ではセンター方向へしっかり打てたし、自分が思っているよりいい状態」。小林監督は慎重ながら、主砲は臨戦態勢OKを強調した。

 準々決勝・市和歌山戦(31日)で左膝内側に打球が直撃したエース飯塚脩人投手(3年)も中継ぎなら問題ない。病院での診断結果は「打撲」で骨に異常なし。今大会17回連続無失点右腕はキャッチボールを終えると「膝は大丈夫。明豊に勝って決勝進出したい」と意気込んだ。

 サイン盗み疑惑を乗り越えての進撃で一回り成長したナイン。「明豊は強いの一言。これまで通り、束にかかってかからないとダメ」。小林監督は冷静に決戦へ挑む。

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2019年4月1日のニュース