斎藤佑は打たれない!韓国・NC戦2回完全に続き3回無失点

[ 2019年2月21日 05:30 ]

練習試合   日本ハム8―3楽天 ( 2019年2月20日    金武 )

<楽天・日本ハム>3回無失点の好投を見せた斎藤佑(撮影・西海健太郎)
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 超難敵相手でも攻めた。初回2死。日本ハム・斎藤は西武から楽天にFA移籍した浅村に対し、2球で追い込む。最後はスライダーで空振り三振。昨季のリーグ打点王を3球三振に仕留め、勢いに乗った。3回を無安打1四球3奪三振。2回完全だった前回の韓国・NC戦に続き、またも安打を許さなかった。

 「とりあえず結果が出て良かった。ただこの時期、相手は試合に慣れていないのでタイミングを外せただけ。納得はしていない」。今キャンプでつかみつつある「バックドア」も試せた。2回1死一塁、左の銀次を外角ボールゾーンからストライクに入ってくるスライダーで遊ゴロ併殺に。「あれは使える球になる」と納得顔だ。

 栗山監督も及第点を与えた。「打者に腕を振って勝負しにいってる気持ちは伝わってくる。結果は出ている」。ただし、昨季は未勝利。3年間で1勝しかしていない。2年ぶりに開幕ローテーションに入るためには、2試合連続の好投ぐらいでは合格点を与えることはできない。指揮官は「結果を残し続けていくしかない」と、さらなる奮起を促した。

 背水の9年目。斎藤も自分の置かれた立場は分かっている。だからこそ、マウスピースを装着。「かむ」ことで顎が上がる癖を修正し、直球がシュート回転することも減った。ただ、最速は137キロ止まりで「もっと強い球(直球)と変化球でタイミングを外せるように」と言った。緩急を駆使した投球に磨きをかけ、開幕まで結果を出し続ける。(伊藤 幸男)

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