オリックス 頓宮“プロ1号” 杉本“新婚1号” 西浦“1軍1号”

[ 2019年2月21日 05:30 ]

紅白戦   紅組4―1白組 ( 2019年2月20日    SOKKEN )

オリックス・頓宮
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 オリックス期待の成長株が、紅白戦でアーチ合戦を演じた。ドラフト2位・頓宮(亜大)が左翼に“プロ1号”となる3ランを放てば、昨オフに結婚を発表した「オリのラオウ」こと杉本も左中間へ“新婚1号”。さらに負けじと強烈な存在感を示したのが、高卒2年目・西浦だった。

 「アウトコースの直球だったので、打球が上がってくれるかなと強く振りました。昨年ファームで打った初本塁打もレフトだったし、良かったです」

 紅組の「2番・左翼」で出場。初回1死無走者で、2ボールからの3球目、竹安の外角高め140キロを強振。1メートル78、71キロと決して大きくはない体格ながら、逆方向の左翼スタンドへ叩き込む、衝撃の“プロ1号”だ。

 明徳義塾から入団2年目の19歳。初の1軍キャンプスタートで、紅白戦はこれで15打数5安打。「(西武)秋山さんの動画を見て、打撃フォームを参考にさせてもらいました。重心を後ろにして、ボールを長く見られるようになった」。西村監督も「1番打者タイプだけど2番でも面白いのでは」と高評価。宗、武田、後藤らとの、し烈な正外野手争いの中で、開幕スタメン候補に急浮上した形だ。

 西浦が「まだまだアピールしたりない。“開幕1番・センター”を狙います」と言えば、頓宮も「開幕1軍、三塁で試合に出たい」。杉本も、自身の一発を「北斗剛掌波が出ましたよ」とラオウの必殺技と重ねてニヤリとするなど、レギュラー獲りへ強い意欲をのぞかせた。キャンプ終盤に差し掛かり、レギュラー争いを面白くする存在が3人も出現した。(湯澤 涼)

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2019年2月21日のニュース