日本ハム・金子 登録名「金子弌大」で再出発「35歳のルーキーの気持ちで」背番号は19

[ 2018年12月10日 14:35 ]

<日本ハム>入団会見を行い背番号19が入ったユニホーム姿を披露する金子弌大(左)と栗山監督(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 オリックスを自由契約となり、日本ハムへの入団が決まった金子千尋投手(35)が10日、札幌市内で栗山英樹監督(57)が同席して入団会見を行った。背番号は19。「栗山監督の熱い情熱に心を打たれた。35歳のルーキーの気持ちをもって北海道のために一生懸命頑張っていきたい」と意気込みを示した。1年契約で、年俸は1・5億円プラス出来高(金額は推定)。

 移籍に伴い登録名を「金子弌大」(かねこ・ちひろ)に変更する。「風水の先生から“この漢字にすれば、今後、いい人生になる”と言われて、迷わず、そうしました」と説明。背番号については「うれしい反面、自分が背負っていいのか、という思いもある。19にしてよかった、と思ってもらえる成績を残したい」と語った。

 4年契約の最終年となった今季は首や背中のコンディション不良もあって4勝7敗、防御率3・87だった。今オフにはオリックスから年俸6億円から野球協約の減額制限(1億円超は40%)を超える5億円減の提示を受け、自由契約の道を選択。自由契約が公示された今月2日に日本ハムがすぐさま交渉を行い、契約合意に達していた。

 日本ハムは先発陣に経験豊富な選手が少なく、14年に沢村賞を獲得するなど通算120勝を誇る右腕の加入はチームにとって大きな存在となる。栗山監督も「この日を待っていた。よくぞファイターズに来てくれたと思う」と期待し「もう優勝するしかない。しっかりやります」と力強く話した。

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月10日のニュース