巨人・山口俊、背番「11」変更へ DeNA時代から愛着 原点回帰の先発復帰

[ 2018年12月5日 08:47 ]

巨人・山口俊(撮影・森沢裕)
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 巨人・山口俊投手(31)が来季から背番号「11」を背負うことが4日、分かった。巨人移籍後は「42」を背負っていたが、DeNA時代の親しみある番号に戻る。原監督が「(42番は)外国人に合う番号だ。11番を背負ってくれ」と打診したという。

 今季は上原が「11」を背負ったが、今オフの退団により、空き番号となっていた。巨人の「11」といえば現役時代に3度の沢村賞を獲得した斎藤雅樹の印象が強い。「41」から「11」に変更された90年に8試合連続完投勝利をマークし、2年連続20勝を達成。引退する01年まで背負い、「平成の大エース」と呼ばれた。

 球団最多の221勝を挙げた別所毅彦も「11」だった。山口にとっても06年のプロ入り以来、古巣で背負った番号で愛着もある。今オフ、積極的な背番号のシャッフルでチームの活性化を図る指揮官は、山口について「やっぱりいい投手です   よ。強さ、速さ、ウイニングショット。非常に(長所を)持っている」と賛辞を並べる。

 起用法についても言及。今季は7月にノーヒットノーランを達成。チーム事情もあって9月からDeNA時代に経験した守護神を務めたが「先発で(起用する)」と明言。「相手に嫌な存在になってほしい」と絶対的エース菅野との2本柱として期待する。今季は9勝9敗、1セーブ、防御率3・68。本来の力はこんなものではない。来季は山口が、背番号11の価値を高めるような活躍をする。

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2018年12月5日のニュース